A分校
かつて、日本には実に多くの小中学校と分校があった。
僻地の集落にも必ずといっていいほど分校があったが、現在は大部分が廃校になった。
街中の小学校も廃校になる今、地域によっては学校の八割以上が廃校になった。
岐阜県に残る分校跡を訪ねた。
いい感じに木造二階建の校舎。
痛みが激しい。
講堂だったと思われる場所は、物置きになっていた。
すき間をすり抜け・・・
校舎へ。
卒業生が描いたと思われる絵。
階段には数字の桁が書かれている。
卒業生が描いたと思われる絵その2。
正面玄関を眺める。
木造校舎の痛みが激しいので、慎重に2階へ。
2階の廊下。
この教室は畳。
かばんはつかったらきちんとせいとん。字の配分に失敗したか・・・
卒業生は少なかったんだろうな。
教室の廊下側。ちょっと懐かしい雰囲気。
雨漏りしているので、こうなってしまうと木造校舎の寿命は短いだろう。
二年生のえみこさん。名札を見る限り、1学年の児童数は0~2人。複数学年で一緒に授業を受けていたようだ。
誰もが経験する小中学校の記憶。
そこが廃墟化している姿というのは、自分の学び舎じゃなくてもどこか懐かしく、哀愁を感じる。
今後も廃校を一つのテーマとして訪れ、ご紹介できればと思っている。
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