岐阜の廃集落 3/3






ここからは、残留物の画像のみとなる。
まずは、発見した東京のポストカードシリーズより、東京駅。



国会図書館。



上野駅。



国際劇場。現在の浅草ビューホテルが経つ前は、こんなだった。



「こち亀」にも度々登場する勝鬨橋。



銀座通り。



続いては、アルバムから戦争関連の写真を幾つか。



白黒の写真が、淵から消えかかっている。



どういうシチュエーションでこの写真が撮られたのか、なぜこの家のアルバムにあるのか、一切不明。



この他にも、状況が想像できる写真も含めてたくさんあったが、今回はこのへんで。



車が通れない獣道を分け入った山間部にひっそりと存在していた集落。
全部で10軒ほどの集落だが、生活の痕跡がはっきりと残されていた。
こうした廃集落は全国に数え切れないぐらいあるが、年月が経過すれば生活のリアルな痕跡は失われてしまう。
岐阜県にも、石垣だけになったり、山間部の不自然な平地だけになってしまった廃集落は、数多く存在する。

旅館や学校、病院等の不特定多数が出入りしていた建物の廃墟と、個人の邸宅の廃墟は全く性質が異なり、立ち入るのを躊躇させる。
そんな理由もあって、これまで、個人宅の廃墟はあまり探索してこなかった。
しかし、廃集落や廃村というのは、少しでも痕跡が残っている間に、何らかの形で記録しておきたいと思う。