竹やぶファーム
普段なら絶対に入らないであろう道に入っていくと、それはあった。
集落の外れの山林に、竹やぶに覆われるようにひっそりと存在している。
昼間でも鬱蒼としていて、一見するだけでは、建物があることすら分からない。
最初に発見した建物。
昼間でも薄暗く、鬱蒼としている。
建物の内部には、色んな物が雑多に存在していた。
そして、なぜか藁の束が・・・
建物の正面に回りこむと、レトロなオート三輪があった。
何やらごちゃごちゃしている。
藁といい、牧場っぽいのだが、牛舎が見当たらない。
もしかして・・・竹やぶの向こうに、かすかに建物らしきものが見える。
建物があるのか無いのかも怪しかったが、行ってみると建物があった。
サイロがあるので、牧場で間違いなさそうだ。
内部からして、どうやら牛舎のようだ。
牧場が廃墟化した年代は不明だが、激しく自然の侵食を受けていた。
手入れされていない鬱蒼とした竹林は、廃墟をより廃墟らしく感じさせる。
さて、また竹やぶと蜘蛛の巣をかきわけて、車に戻るとしよう。