時発電所(第二) 2/2
前回の訪問から1ヶ月も経たないうちに、早くも再訪した。
今回は「廃墟伝説」の黒魔さんと「廃白黒夢〜ハイモノクローム〜」ののんちゃんさんとの3人での訪問だ。
そして今回もまた、情報伝達がうまくいかず、お二人には裸足で川を渡っていただくことに・・・
お二人にお会いするのは当日が初めてで、長靴が必要だという情報が伝わっていなかったようだ。
ここに来ると、裸足で0℃の川を渡るのが、ある意味醍醐味かもしれない。
夏場はヒルにやられるので、裸足どころかスニーカーも厳禁なのだが。
前回は思いがけず長靴が浸水し、じっくりと探索する精神的余裕が無かったが、今回は時間をかけて内部を見ることが出来た。
アプローチで愛車のフィットがパンクするというアクシデントが発生したが、スペアタイヤに交換して事なきを得た。
以前、オフロード向きの車でも、同じ道でパンクしたという話を聞いたことがある。
やはり、ここのダートは車じゃダメだ・・・
9月7日の「戸開放されている 施錠のこと」というのが気になる。
廃墟化した後のことだろうか?
発電所の心臓とも言える動機発電機。
発電量から見ると、割と小規模な発電所だった。
計器類の上にある、裸電球の傘がいい感じだ。
むき出しの電球、これもまたいい。
倉庫には、とてもレトロな電話機が置かれていた。
「Telephon(e) Box」にあったものだろうか。
この高圧水管によって、発電所に導水されていた。
高圧水管は、川を挟んで向かいの道より、さらにずっと上の方へ続いていた。
これだけの高低差を使い、水の位置エネルギーを電力に替えていたのだろう。
今回は冬場だったので裸足で良かったが、夏場だったら確実にマズいことになっていた。
情報伝達の重要さを、改めて認識した。
そして、ここに行く時は、面倒でもダート区間は歩いた方がいい。
「急がば回れ」 先人が残した言葉には、重要な意味がある。