羽幌炭鉱 5/5
体育館の隣には、元々小学校だった建物が残っていた。
中にお邪魔すると、北海道の探索で最も恐れていたヒグマが突然現れた!
暗闇の中でこれを見た時は、心臓が止まりそうになった。
ヒグマの剥製だった訳だけど、かなりビックリした。
中は随分と荒れ果てていた。
ヒグマ以外にも色々な動物の剥製があった。
小学校だったのをホテルに改装し、その後廃墟になったので、学校のものとホテルのものが入り混じっている。
基本的には、小学校のままだった。
こじんまりとしたステージ。
窓が割れているため風雪が入り込み、床が腐りつつあった。
さっき見た円形の体育館がが見える。
テレビが何者かによって粉々に破壊されていた。この跡は、人間か、それとも・・・
小学校らしい色の階段は、塗装が剥がれつつあった。
鳥か蝙蝠の糞がいっぱい詰まった部屋。
探索していると7時を回り、さすがに暗くなってきた。
まだ見たいところはあったが、今回はこれで引き揚げることにしよう。
自宅からのしょうもない電話に出ていると、すっかり真っ暗になっていた。
これから100キロほど戻って、明日は日の出とともに再び昭和炭鉱の探索だ。
留萌で晩飯にしたのち、約8時間ぶりに昭和炭鉱の近くまで戻った。
日の出までの間、レンタカーのマーチの車内で仮眠を取ることにしよう。
20時間に及ぶ探索を終え、この日の活動を終了した。
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