幌内炭鉱 2/2
変電所に至るダート路を引き返しながら、気になる遺構を拾っていくことにした。
ただの金属の箱のように見えるが、近づいてみるとこんな文字が。
残念ながら、北炭のマークではなかった。
その先には、様々なコンクリートの遺構も見える。
さらに戻ると、廃線跡の鉄橋が残っていた。
北海道内における鉄道の発祥として知られる幌内線から、幌内鉱へと延びる貨物支線の跡だ。
北海道で最初に鉄道が走ったのが幌内線だと言われていて、そうした背景から、鉄道観光施設「三笠鉄道村」が整備されている。
この三笠鉄道村には、幌内線をはじめ、北海道にゆかりのある鉄道車両が多数展示されている。
これは石炭専用の貨車で、「道外禁止」の文字が目を引く。
JR北海道から貸与されている車両も多く展示されている。
これは大型クレーンを装備した車両で、脱線事故の復旧等に活躍していた。
雪国特有の旋回窓。丸い部分を高速回転することで、窓に付着する雪を遠心力で飛ばし、視界を確保していた。
除雪車等の特殊車両が多数展示されていた。
また、鉄道村の向かいにある公園の片隅にも、多くの車両が置かれている。
こちらのほうが、幌内や炭鉱にゆかりがありそうだ。
駆け足だったが、他の炭鉱も見学したいので、このあたりで撤収した。
時間をかければ、まだまだ見たいところも、見どころもたくさんあった。
今度来る時には、じっくりと探索したい。
鉱山廃墟のページに戻る