神岡鉱山 鉱山神社
東洋一の鉱山・神岡鉱山の発展と衰退を見守り続けてきた神岡鉱山神社。
閉山後の定期的に手入れされ、神社として存続していたが、ついに宗教法人として解散することになった。
山を登った上に現れる鳥居。
その鳥居には、2本の木が打ち付けられていた。
建物は取り壊されることなく、当時のままだ。
冬季は積雪が1メートルを超えるため、雪よけが設けられている。
お堂の正面には、解散理由書が貼られていた。
理由は、氏子が離散したため。悲しい末路だ。
お堂の中はがらんとしているが、少なからず残されている物もある。
立地的にも、あまり多くは持ち出さなかったのだろう。
1句ずつ読んでいると、しみじみとした気持ちになってくる。
鉱山と共に、神社までもが廃墟と化した。
鉱山が消え、街が消え、人が消え、神社も消えた。
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