神岡鉱山 大津山2010 3/3








結局、ショートカットを断念して、火薬庫回りで向かうことにした。



そして、再び藪の中へ。



藪を抜けたと思ったら、今度は足場の悪い崖っぷちルートが続く。



歩き始めて2時間弱、モーターが見えてきた。ゴールは近い。



そして、最後の防火壁をくぐると・・・



目の前には、鉱山の残骸がそびえ立っていた。



目指していたゴール、大津山通洞入り口だ。



もう既に、日が傾き始めていた。
あまりの暑さと藪の深さで一堂ヘトヘトになっていたが、のんびりしていたら藪の中で夜を迎えることになる。
「5分間休憩したら、来た道を戻ります。」残酷な告知をしたことろで、一息ついた。



わずかな滞在時間であったが、参加者全員にとって思い出深い探索となったことだろう。



今回の探索は、いつになく過酷だった。
暑さと藪の深さだけではなく、前日の夜に自宅を出発して一睡もしておらず、仕事の疲れも引きずっていた。
また、当日は朝4時より他のエリアを探索してからGSAに参加。
大津山散策は、3番目の仕事だった。
そして、自分自身はスタート直後に30分間藪を切り開き続けた時点でへたばっていた。
そのため、大津山が神岡鉱山の中で果たしてきた役割や歴史等について、何一つ説明することができなかった。
まあ、楽しく探索ができたので、よしとして頂きたい。

炎天下で参加者が誰一人熱中症にならず、あれだけいたヘビに噛まれたりアブに刺されることもなく、無事に探索を終えることが出来た。
それが、今回最も良かったことかもしれない。



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