神岡鉱山 栃洞鉱区2005春 〜その3〜
ここで、大きく崩壊していた。
結局、これ以上進むこと、軌道の本線へ回り道することはできなかったが、
それなりに充実した探索だった。
ただ軌道を進むよりかは、見所は豊富だった。
ここの崩壊状況はことさらひどく、非常に危険な状態だった。
恐らく、次の冬は越せないだろう。
わずかに残り屋根を支えている細い木の柱は、真ん中で折れ、大きく傾いている。
我々は、この地点から撤退を開始した。
続いては、やはり住宅も見ておこうということになり、一行を案内した。
道端には花が咲き乱れ、都会よりも遅い春が訪れていた。
以前、5月に来た時には花は咲いていなかった。
花が咲くのは6月と、かなり遅い。
爽やかな休日の朝を過ごし、一同帰路へついた。
その帰り道、車で走っていると、怪しい立坑を発見!
これが、凄いことに・・・
この穴は、まさに地獄までつながっている。
深さは、少なくとも数百メートルはあるだろう。奈落の底だ。
その事実を知った時、覗き込むことにひどく恐怖感を覚えた。
・神岡鉱山のページへもどる