神岡鉱山 栃洞の火薬庫
これまで紹介していなかった栃洞にある火薬庫。
建物自体は小ぶりだが、重厚な造りで存在感を示し、積み出し用のレールがいい雰囲気を醸しだしている。
単なる山の急斜面を滑り落ちそうになりながら歩く。前をゆくのは険酷隧さん。
この先に何かありそうな気がしないが、行ってみないと分からない。
何か屋根らしきものが見えてきた。
トタン屋根の下にはレールがあった。歩いてきたあんな場所にも、当時はレールがつながっていた。
これだから、廃墟探索は実際に行ってみないと分からない。だから楽しい。
レールの先には、いかにも火薬庫らしい重厚な扉が待ち受けていた。
こんなのを見たら、嫌が応にもテンションが上がる。
ここは地上式一級火薬庫。
ええ本当に。いつも危ない所だらけ。
それにしても、ヘルメットおじさんがかわいい。
消火用の砂。
当時はこの中に火薬が入っていた。
壁はしっかりしているが、屋根はわざと脆い造りになっている。
万が一爆発した場合、屋根が飛んで爆風を逃がす構造だ。
火薬庫はこのように窪んだ地形に造られていることが多い。
木が倒れかかり、屋根が壊れてしまっている。
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