神岡鉱山・栃洞の今
前回の訪問からおよそ一ヶ月、再びKamui氏と二人でこの地を踏んだ。
ここのところ、月一以上で神岡に来ている。
未明に出発し、高速をとばしてきたため、行きつけの喫茶店でモーニングをいただいた。
すると店員に覚えられていて、少々話を交わした。
これだけ遠距離の常連客なんて、そうそういないだろう。
腹ごしらえを終えて、いよいよ栃洞へと潜入する。
これで何度目だろう。今年だけで、もう4回目の訪問だ。
慣れた道を、先に進む。
崩落ポイントを超え、先に進む。
ここ神岡では、既に朝の冷え込みが肌に冷たい。
ここは、霜が降りていた。
そして、取り壊しの最前線へ。
しかし、前回来た時からまるで進展が見られない。
雪の季節になるから作業を中断してるのか、すぐ先にインクラインがあるから壊せないのかは、よく分からない。
あとで関係者に聞いた話では、
「インクラインが2ヶ所あるから、ここまでしか壊さない」とのことだった。
晩秋というよりかは、冬というぐらいに寒い。
紅葉も遅かったピークを迎え、山全体が赤く色づいている。
紅葉をバックに、取り壊されてしまった軌道跡を歩くKamui氏。
軌道の終点であり、稼動している坑道の始点である場所に、何かを建設しているようだ。
これが取り壊しの原因の一つのようだ。
しかし、今になってなぜ・・・何を・・・
この後、鉱山住宅を通り、ちょっと迂回して車に戻った。
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