神岡鉱山 雪解けの栃洞選鉱場 2/5






ここで、鉱石を運搬していたナベトロを発見!
栃洞では、木造の資材運搬用の貨車や人車はよく見かけるが、鉱石運搬用はまず見ない。
それもその筈、栃洞は日本でも先駆けて鉱山の近代化が行われた場所。
大型トラックが坑内を走り、鉱石を運搬するというトラックレスマイニング法を日本で最初に取り入れた。
そのため、早い段階でトロッコは鉱石運搬の任から退き、資材と人の運搬のみを行うようになった。






濡れ落ち葉のすき間から、わずかにレールが見える。












昭和初期に建設された木造の選鉱場は、崩壊が進んでいる。
絶妙な状態のこの階段も、来年には崩れ落ちていることだろう。



ここは鉱石の磨鉱を行っていたプラント。
先の工程で小石程度にまでに破砕された鉱石を、砂粒程度にまで細かくする。






屋根が崩れ落ちていた浮遊選鉱プラント。
バルク浮選により金属と尾鉱を、分離浮選により鉛と亜鉛を分離していた。















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