神岡鉱山 雪解けの栃洞選鉱場 5/5
大崩壊エリアを抜けて、比較的状態のいいエリアに入ってきた。
マニアの間では有名な、坑木№1トロッコ。
鉱山と切っても切り離せないモーター。
日立鉱山のモーター修理部門が、今の日立製作所であるというのは、有名な話。
早朝から降り続いていた雨も、昼過ぎには上がった。
雨や雪の日の探索もいいが、やはり晴れていた方が清清しい。
栃洞は山の上部にあるため、天気が崩れると暴風雨や雷雨になることが多い。
建物の中にいたら天井材が降り注ぎ、壁が倒れてくることもあった。
雨宿りをする時には、頑丈で崩壊していない建物を選ばないと、非常に危険なことになる。
びしょ濡れになっても、外にいるのが一番無難かもしれない。
今日の雨でも、一部建物の屋根等が落ちてきていた。
ある限度を過ぎた廃墟は、急激に脆くなり、急速に崩壊していく。
日本の鉱業の歴史において貴重な産業遺産が、あとどれぐらい見られるだろうか。
かつて日本最大の鉱山があった日本最大の廃墟を、少しでも多く記録おきたいと思った。
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