面谷鉱山
福井県大野市にある面谷鉱山跡。
閉山から数十年が経過し、まるで遺跡のような様相を呈している。
国道から九頭竜湖を渡って県道に入り、面谷川に沿ってダートの道を上流に向かうと、それは見えてくる。
普通乗用車で行くにはかなり気合が必要な道が、延々と続く。
山の斜面に、不自然な石垣のような物が見えてきた。
ここが、かつては地域の基幹産業として繁栄していた面谷鉱山の跡だ。
ここに入るためには、まず川を歩いて渡らなければならない。
建物の本体は完全に朽ち果て、全てが自然に還りつつある。
ところどころに、こうした煉瓦造りの外壁や基礎部分だけが残っていた。
階段も、もはや役目を失っている。
鉱山全体を上から眺める。
かつての繁栄も、今は昔。
繁栄していた鉱山も、2〜30年も経てばこんな状態になる。
形あるものいつかは壊れ、そして無くなる。
人目を気にしながら街中の廃墟をチマチマ探索するのもいいが、こうした半自然の中をノビノビ歩くのも楽しい。
特にこんな晴れた日は、弁当を持って来れば最高だろう。
このあと、道の駅・九頭竜でマイタケ弁当を買い込み、同じ大野市内にある中竜鉱山を見学した。