幻の廃墟島 5/5






学校から離れた場所に、突如としてプールが現れた。
水面は、水草で覆いつくされている。



小高い丘の上からは、島らしい風景が望める。



これは、島を貫通していた地下通路の入り口。






それほど需要は無かったのだろうか。






自然と一体化し、間もなく消滅してゆく廃屋。
こうした名も無い廃屋は、島内に無数にある。



これは、幼稚園だったようだ。






外観は綺麗でも、内部の損傷は激しい。






平屋の格子戸が軒を並べる。
「古き良き時代」を感じさせる。









島は管理されており、一部現役の建物もある。



上陸は厳しく制限され、テレビ局の取材でさえ、なかなか許可が下りないという。
だからこそ、今までこの状態を保つことができたのかもしれない。
入りたいけど入れば廃墟が傷んでしまう。
廃墟探索者が常に抱えているジレンマだが、この島では特にそれを考えさせられた。