真冬の土倉鉱山 2/2






これだけの機材を持ってくるのだから、軽装の自分なんかよりずっと大変。



調子に乗って奥の坑口まで行ったけど、これは行かなくてもよかったような気がする。



雪ならまだしも、雨というか霙のようなものが降ってきた。



内側からの汗と、外側からの雨で、もう全身びっしょびしょ。



積雪は1メートルほどだが、山の斜面の吹き溜まりでは2メートルに達する所もある。
でもまぁ、ここまで来たら登るでしょ。



ここまできたら意地で登るしかない。
そして、NHKも重い機材を抱えて必死に付いてくる。



身長を超える吹き溜まりと戦いながら、相当おぼつかない足取りで何とか頂上までやってきた。



そしてNHKも。いやいや、この人たちは本気です。
まさか本当にここまで付いて来るとは思わなかった(笑)
そして、ここまで来て見下すと、ソリが映り込むことが判明。
「とらさ〜ん、ソリどけて来て。」
ということで、とらさんは息つく間もなくトンボ返り。



みんなで記念撮影。
何時間も滞在していたら、心配した地元の方々が捜索に来てくれた。
帰りがあんまり遅いので、遭難したと思ったらしい。
申し訳ないやら、ありがたいやら・・・



このあと、地主さんとともに近くの集落に移動し、貴重な資料を見せていただけることになった。



 現役時代の土倉鉱山