ごみ処理場 1/3


ある日の早朝、県内でも普段あまり来ることの無い町に、友人を訪ねた。
畑から引っこ抜いた野菜をたくさん貰い、外で飲むコーヒーはインスタントでも格別だ。
山を眺めていると、ふと廃れた感じの煙突が目に入った。
友人に尋ねると、以前使われていたゴミ焼却場で、新しい施設が隣に完成したため、現在は使われていないという。
帰りに、ちょっと寄り道してみることにした。






まずは、メインの焼却場へ。



これは、焼却炉への投入口。
ピットにためられたゴミがクレーンで掴まれ、ここに投入される。












ピットにはゴミ一つ残っていない。
最後はどうやって片付けたのだろうか。



コンクリ越しの雨漏りが、鍾乳石を形成していた。
煤で黒一色の室内では、ひときわ目立つ。



「安全第一」も煤けて読み取りにくい。









これが、ゴミをピットから焼却炉へと導いていたクレーン。






ごみ処理場2/3 へつづく