化女沼レジャーランド 5/10
続いてはコーヒーカップ。
こちらもいい具合に錆びている。
やはり乗ってみると、少し回転した。
そして、メリーゴーランド。
白馬の表情がイキイキとしている。
緑色の馬?なんだろう・・・
白馬にまたがってみたが、ちょっと恥ずかしかった。
ここはゴーカートのコース。
遊園地の外周をぐるっと一回りしていた。
そのため、園内に出入りする人を跳ねないように、アーチ型の橋が架けられていた。
今となってはよく分からないトランポリン。
残骸はお化けにしか見えない。
ミニSLも朽ちていた。
線路が3本という奇妙な光景。
通常の三線軌条ではなく、中央のレールを上り・下りの軌道が共有している。
通常の鉄道路線ならあり得ない光景だ。
アスレチックも充実。子供を連れて遊びに来たい。
なぜ遊具を売却しなかったか、後藤社長に聞いてみた。
ここ化女沼レジャーランドは、後藤社長が組織に頼らず独力で開設し、運営していた。
特に人々を楽しませてきた遊園地は、化女沼レジャーランドのシンボル的な存在。
ここで遊んだ人たちの多くの思い出と、後藤社長の夢がギッシリ詰まった遊具を、どうしても撤去することが出来なかったという。
土地は売却したいが、切り売りはしない。私の夢も一緒に引き継いでくれる人が現れるまで、遊具は撤去しない。
後藤社長の言葉に、胸が熱くなった。
高速道路のスマートICから目と鼻の先で、東北最大の都市・仙台からも近い。
分譲住宅や賃貸住宅等の需要は高いと思われれるが、そうはしたくない。
遊具の有無に関わらず、みんなが集い、笑顔になれるような場所にしたい。
2日間の短い間だったが、後藤社長と行動を共にして、私も同じように考えるようになっていた。
自分がお金持ちだったら買い取って・・・しがないサラリーマンにはどうすることもできない。
化女沼レジャーランド6/10 へ続く