岐阜県最後の魔境!
廃墟の楽園 4/4






そう、この道こそが、楽園のメインルートだった。
道路沿いには、色んな廃墟が立ち並んでいた。



その廃墟の脇から奥に一本入れば、コテージ風の建物が乱立していた。



色んな形の建物があり、どれも緑に飲み込まれている。



軒先のドラム缶も、自然と一体化していた。



これは、売店か何かだったのだろうか。



さあ、気を取り直して本線を歩く。
豪快に正面の壁だけが崩壊している建物があった。



側面は、植物が生い茂っている。
入口が見えたので、とりあえず行ってみよう。



何となく威厳を感じる佇まい。
しっかりと施錠されていた。



建物の中は、畳が自然の力でバラバラになっていた。
ここは宴会場だったらしい。



さらに先に進むと、立派な庭園が見えてきた。



これは立派な水上庭園だ。
往時、紅葉の時期ともなれば、さぞかし絶景だったことだろう。



その先では、建物が原型を留めず崩壊している。



連日盛況!色んなイベントやアトラクションもあったようだ。



自然に飲み込まれ、原型が分かりにくくなっている。



今回の探索はここまで。
いや〜それにしても、奥の深い廃墟だった。



メインゲート付近に落ちていた看板。
こちらは、「○○楽園」となっている。
楽苑と楽園、この施設の名称は、どちらが正しいのだろうか。



大きなキノコが、ちょっとチャーミング。
廃墟と化した今となっては、不気味でしかない。



壊れた街灯には、あの「パチンコ百万弗」の広告があった。



2005年にはこの山で火災が発生し、防災ヘリが出動する騒ぎとなったことも。

仏舎利塔の下には多数のお土産物屋、コテージ、宴会場、水上庭園・・・
廃墟となった今、当時を知る人はほぼいない。
廃墟としても見どころが多く、すっかり魅了されてしまった。
そこに廃墟の楽園は、確かに存在していた。


※敷地は現在も創業家が所有・管理されています。
 立ち入らないのが原則ですが、探索される際にはタバコなど火気の取り扱いは厳禁のうえ、物品を傷つけないように細心の注意を払われることをお勧めします。
 また、敷地内で怪我等されないようくれぐれもご注意ください。