阪本小学校 1/2


この日、『知られざる日本の秘境』(彩図社)の取材のため、TEAM酷道のわか君と十津川村に向かっていた。
その道すがら、わか君がおもむろに切り出した。
「もう少ししたら廃校があるんで、寄って行きませんか?」
「いいね、けど、あそこは勝手に入るとマズいんじゃ・・・」
「そうくると思って、事前に五條市教育委員会に許可もらっときました(不敵な笑み)」
ということで、寄ってみることにした。
しかし、事前に立ち寄るような話は一切せず、差しかかる直前になって切り出すとは、わか君もなかなかだ。
この阪本小学校は、1987年他校と統合して大塔小学校となり、廃校となった。
件の学校はもの凄い丘の上にあって、日中に人目に触れずに向かうことは難しそうだ。
たまたま丘の入り口付近にいた消防団の方に、事情を話して小学校に向かった。



校門。



事前に許可を取っていてくれてよかった。



校庭の片隅には、プールもあった。



校庭にも色々な掲示やオブジェがあって、面白い。



校舎は、一段高い場所に建っている。



階段を上って、いざ校舎へ。



入口に掲げられているのは校章だろうか。かっこいい。



色々と凝っている。



木造の美しい造り。



影付きで描かれた校章。



廃校から30年が経つというのに、すぐにでも再開できそうな雰囲気だ。



切手に描かれているのは、阪本小学校だ。児童たちもこの学校が好きだったのだろう。



なんだか「ヤラセ」的な雰囲気が漂う。先人が撮影にために配置したのだろう。なんだかなぁ。



 阪本小学校 2/2 へ続く


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