家主の帰りを待ち続ける廃墟
TEAM酷道016 探偵
そこは真珠で有名な三重県南勢部山中にある廃墟であった。
こういうのを見ると余計に入りたくなるのは私だけでしょうか?
意外にも鍵は掛かっておらずすんなりと入れた。
玄関には消火器。
なぜか廃墟にはよく消火器を見かける。
一歩入るとそこには遂昨日まで生活してたような空間!
丸っきり荒らされていなかった。
台所。
【何もありません】の告知を受けながらも・・・
いろいろと・・・
たぬきVSとら
立派なタンスもあちらこちらに。
今や珍しい8トラカセット。
のぶえちゃんとても若い!
しかも直筆サイン入り!
ある引き戸を開けてみると・・・
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・・
しっかり手を合わせてきました。
その後廃墟を後にした私はどうもこの家のことが気になり、近隣のお年寄りに聞き込み調査を行った。
どうも80歳ぐらいのおばあさんが一人で住んでおり、昭和から平成にかけて忽然といなくなったらしい。
その後約20年間そのまま放置しているとのこと。
私は複雑な気持ちになり、再び家の前に行き今一度手合わし、その場を去った。
もしかしてこのこうもりも家主の帰りを待っているのでは・・