超巨大観光ホテル 〜前編〜
北陸まで足を伸ばして来たが、深夜から降り出した雨は止む気配がない。
ホテルの廃墟は基本的に雨に濡れないのでいいが、侵入経路を確保するまでが大変で、結局ズブ濡れになった。
この周囲1キロ圏内に、数え切れないほどの廃墟があった。
どれも大規模で、廃墟になって10〜20年以上が経過してるのに、全く入ることが出来なかった。
内部はボロボロに風化していても、窓やドアが風化するか破壊されない限り、入れないのだ。
この観光ホテル、現役当時は「北陸最大規模」を謳い文句にしていただけに、半端じゃなくでかい。
国内に現存する廃墟の中で、建物の大きさ・客室数は恐らく日本一じゃないだろうか。
「近所の目」が非常に気になるエリアなので、慎重にアプローチを試みた。
表通から見た外観。画像に映っているのはほんの一部。
近隣の監視の目が厳しい場所だけに、雨はかえって好都合だった。
厨房をゆく。天気のせいもあって、真っ暗だった。
小宴会場。それでも50畳ぐらいはある。
そんな規模の宴会場が幾つもあった。
大宴会場は本当に広い!100畳どころではない。
広角レンズが無いので、広さが伝えられないのが残念。
雨漏りと日焼けで自然にはがれてゆく障子。
こうして、廃墟は廃墟らしくなってゆく・・・
客室からは、湖が見渡せて素晴らしい眺望が広がる。
眼下には、このホテル専用のプールも見える。
超巨大観光ホテル 〜後編〜