楽器工場
取引先で商談中に教えてもらった廃墟の情報。
次の訪問先まで、10分ほど時間に余裕があったので、その足で向かってみることにした。
スーツで軽い藪こぎからスタート。
なかなかの廃れっぷり。
声をかけて、中へ少しお邪魔した。
この時点では何の廃墟か分からず、手がかりを探していた。
フィルムの巻物がたくさん置いてあった部屋から、隣の部屋へ。
何やら大がかりな装置が。生地やフィルムを連続して加工する機械のように見える。
こちらには特殊な器具が。何の工場か、まだ分からない。
防毒マスクが転がっていた。有機溶剤か、防塵のためだろうか。
大漁の一斗缶。薬剤もたくさん使っていたようだ。
確信に迫る部屋へ。
これまた特殊な機械と、型紙の切れ端がたくさん落ちている。
円形に切り出す機械のようだ。
切り出すための大小様々な型がたくさんかけてあった。
どこかで見たことがあるような形。
これも切り出しに使われていたのだろう。年季が入っている。
答えがここにあった。これを作っていたようだ。
この他にも、色々な楽器を作っていた工場だったようだ。
そろそろ10分経つので、ぼちぼち次の取引先に向かうとしよう。
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