加○亭 〜その3〜
ここは従業員の休憩部屋だったらしい。
廃業して10年以上経つのに、まだ暮らせそうな感じさえする。
地方の廃墟はあまり荒らされないので、ゆっくりゆっくりと熟成される。
廃墟の中であっても、都市部とは時間の流れる速さが圧倒的に違う。
お仕事についての注意書き。
残念ながら、1−3が見当たらない。
別館は何も無さそうだが、一応行ってみる事にする。
建物内は殆ど荒らされていないが、たまに窓が割られていたりする。
別館は、ただ客室があり、
そして小規模宴会場があるだけだった。
廃墟のお膳が整然と積み上げられている。
この部屋が、全く荒らされていない証明だろう。
下駄を撮影しようとして、蜘蛛の巣に絡まってしまった。
廃墟から出てくると、蜘蛛の巣とともに、蜘蛛まで連れてきてしまうことがある。
廃墟を出た後は、全身の虫や種子(くっつき虫)のチェック、うがい等、やることがいっぱいだ。
やっぱり廃墟を探索するなら、作業着・軍手が最も楽でいい。