今回でここに来るのは、もう５回目になる。
前回まであった「即時法的手続きを取ります」という看板が無くなっていた。
精神的には侵入が容易になったが、今までと同様、慎重にタイミングを見計らって入る。
受付の前に、不自然にピンが立てられていた。
毎回、少しずつどこかが違っていたりする。
同業者の仕業だったら、残念なことだ。
どんなに些細なことであっても、現状回復を心がけたい。
ボールとピンの墓場。
春ということもあり、新緑がまぶしい。
建物の中なんだけど・・・
レーンにも、草が生えていた。
廃墟に行くと、なぜかトイレをチェックしたくなる。
リアルな人間行為の場所だからだろうか。
屋上付近は、ハトの糞だらけ！
非常にデンジャラスな階段を下りる。
今回の、もっとも大きな変化はこれだった。
あの名言が、何者かによって中途半端に塗りつぶされていた。
同じ色のスプレーでどこかに落書きがあるわけでもなく、
この文言を消すという明確な意思を持って、ここに来たと思われた。
なぜ・・・これを書いた人と何らかのつながりを持つ人が、やったのだろうか。
