酷道309号
大阪でイベントを終えてからの帰り道。
奈良県民を送るため、愛知県民の車に乗せてもらい、名阪国道経由で岐阜へ帰ることに。
しかし、酷道好きが乗り合わせているのに、すんなり帰れることはなく・・・
名阪国道から大きく南へ逸れて、酷道309号へ。
もう、帰る方向とは正反対だが、意義を唱える者はいなかった。
車上にまで岩がせり出している。大阪から岐阜を目指していることなんか忘れて、一同大興奮。
自然の中を走っていると実感できるのが、酷道の魅力の一つだ。
TOYOTAのSAIと比べてこの道幅。
酷道に来たら「これが本当に国道かよ!」と一度は言っておきたい。
R157の「危険!落ちたら死ぬ!」を彷彿とさせるデザインの「危険!落盤注意」
しかし、落石ぐらいなら注意のしようもあるが、落盤に注意は難易度が高い。
(「落石注意」は、落ちてくる落石をよけろという意味ではなく、落ちている落石に注意せよの意)
険しい道のりの登り切ったところに、トンネルが見えてきた。行者還トンネルだ。
その名の通り、僧の修行にも使われるような激しい地形を物語っている。
左手前の今走っている道を、右奥のこれからゆく道。
オニギリがあると、とりあえず撮りたくなる。
国道169号とぶつかったところで、酷道区間は終了。
不法投棄されたとみられる冷蔵庫には、強いメッセージが書かれていた。
不法投棄は、ダメよダメダメ♪
ここから、酷道309号とは話がそれるが、ちょっと寄り道をした。
この民家の脇から入っていく道が、伊勢街道だ。
寄り道した目的は、この南国栖図随道だ。
今でこそ周辺に立派な道がたくさん出来ているが、この素掘りのトンネルが当時を物語っている。
このあと、結局奈良を通過し、日が暮れた頃に岐阜市で大盛りチャーハンを食べてから解散となった。
奈良県民は、岐阜から電車を乗り継いで、奈良へと帰っていった。
酷道のページへもどる