酷道352号 4/4


酷道の通行止区間を迂回するために使った、県道50号「奥只見シルバーライン」の終点まで行ってみたくなった。
こういう時、ノープランな一人旅は好き勝手に動けるので、気楽でいい。




この交差点より県道50号に戻る。
トンネル内にある交差点というのが、とてもそそられる。



こうした素彫りのトンネルが延々と続き、同じようなトンネルが幾つもある。
これだけトンネルが続く大そうな道なのに、オフシーズンのためか、交通量は著しく少ない。
いかにも「ダムのために造られた道」という印象を受ける。



トンネルを抜けると、ダムだった。



観光施設もお休みしていて、より一層寂しい印象を受ける。
気になって来てはみたものの、ダムは意外と壮大な眺めでもない。
店も何も無いので、トイレだけ借りて引き返した。



さらに北上するため、県道50号・酷道352号を戻り、国道252号に入った。
この国道は、牛タンの旅路のメインルートだったので、慣れた道だった。
酷道ではないものの、この路面状態。そして、前方からはロータリー式のラッセル車が・・・




ちょっと前からガソリンが減ってきていることには気付いていたが、ここでランプが点灯!
こんな激しい山奥で貧乏ランプ(エンプティーランプのこと)が点ると、精神衛生的に、非常によくない。



給油が出来そうな市街地・会津坂下まで、まだ100キロ近くある。
フィットは燃費がいいから、まぁなんとかなるだろう。



時折車を止めて景色を眺めながら、国道252号を喜多方方面に向かう。
よし、少し早めに晩飯に、久々に喜多方でラーメンでも食べようかな。
そんなことを考えながら走っていても、ついつい貧乏ランプに目がいってしまう。



喜多方に着くと、ちょうど喜多方駅からSL列車が発車するところだった。
というわけで、ガス欠の恐怖を乗り切り、無事に喜多方に着いた。
喜多方ラーメンをすすりながら、この後、どこにどうやって行こうかと、考えていた。






酷道のページへもどる