酷道403号


この日、TEAM酷道のわか君と酷道ぶらぶら旅に来ていた。
群馬方面を探索したあと、国道117号を北上、次に向かったのが403号だった。
以前、積雪時に来たこともあったが、雪に阻まれたため、リベンジの意味も込めて行ってみることにした。






117号から分岐し、しばらくJR飯山線と並行して走るが、踏切で線路を渡る。



すると、いきなり酷道。入ったらすぐ酷道。手っ取り早い。



みるみる道幅が狭くなり、早くもこんな状態に。



ザ・日本の里山ともいうべき、素晴らしい風景が広がっている。
但し、中央を走るのは農道ではなく国道だ。



これが日本における最高ランクの道・国道なんだから面白い。



集落を抜けると小さなダム湖があり、湖畔でカッチョイイ車の撮影をしていたので、声をかけて撮影させてもらった。
カッコイイ場所にカッコイイ車。いや〜いいもん見させてもらった。酷道は3文の得。



久しぶりにセンターラインが現れたが、逆に違和感がある。



やはりこっちのほうがしっくりくる。



フィットで道幅ギリギリ・・・



こうした光景を見ると、嫌が応にも盛り上がる。



新潟県との県境・伏野峠に到着したようだ。



峠の案内板は、地面に大きくめり込んでいる。冬場の積雪は8mにも及ぶため、雪の
重みで沈み込むとのこと。そのことを伝えるために、あえてこのままにしているそうだ。



この舗装の継ぎ目が、長野県と新潟県の県境だろう。
酷道の多くは県の管理になるため、こうした境界線を探すのも楽しい。



ここからはダウンヒル。



県をまたいだが、道の状態に大きな変化はなかった。



違うことといえば、視界が開けてきたということ。



見晴らすことができて、微妙に景色がいい。



特にこの辺りは、景色のよさ、道幅の狭さ、落ちた時のヤバさ、どれをとっても素晴らしい。403号のハイライトだ。



峠を下ってきたところで、短かった403号の旅を終えた。



前回は雪に阻まれて通行できなかった区間を走行することができた。
冬場の積雪が8mにもなることを考えれば、冬季閉鎖の期間が長いのだろう。
距離としては短いが、酷道の色々な魅力がたくさん凝縮されていて、素敵な酷道だった。
我々の旅は、続く。



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