酷道421号〜石榑峠を緊急訪問〜 3/3


難なく第二のゲートも突破してきたが、この先、石榑峠まではまだ何キロもある。
第三のゲートがあったり、災害で完全に通れなくなっていたらどうしようと、つい考えてしまう。
大きく迂回させられたこともあり、今朝自宅を出発してから既に7時間が経っている。
ここまで来て、石榑峠のヌリカベを見られなかったら、泣くに泣けない。
いつもなら、車で通れなければ車を乗り捨てて歩くのだが、今日は家族を乗せている。
また、日没も迫っていて、歩いていては石榑峠に着くころには真っ暗になってしまう。
「このまま、ヌリカベの所まで行かせてくれ!」祈るような思いでハンドルを握る。




ガードレールが・・・落石が・・・
しかし、行く手を阻むゲートは無かった。



そして、いよいよその瞬間が近づいてきた。



来た!ついに念願のヌリカベまで。
寝ている家族を起こさないように、一人で地味に喜んだ。



本当は、ヌリカベの間を通っているシーンを撮影したかったのだが、
車幅がギリギリ過ぎて全くドアが開かず、車から出られなかった。



後ろから見たらこんな感じ。
それより、ここに設置されている「通行止」の看板。
通行止の文字の隣に「絶対に通れません」と書かれている。
ここに来るまでにも、既に多くの「通行止」の看板を通過してきたが、
「絶対に通れません」とまで書かれているのは、これが初めてだった。
そもそも、通行止なんだから通れないのが普通じゃないのか、とツッコミ
たくもなるが、私のような者のために書かれているのでやめておいた。
そして、その答えは、すぐ先にあった。



なるほど・・・「絶対に通れません」の意味がよく分かった。



これでは、フィットじゃ絶対に通れない。
四輪で通るとしたら、TEAM酷道・蹴りセローさんのジムニーで来るしかない。
二輪だったら余裕で通れるかもしれないが、同アドレスさんのスクーターで走破するのも面白そうだ。



それにしても、自然の猛威をまざまざと見せつけてくれる。



日も傾いており、辺りが薄暗くなってきた。
家族が起きる前に何とか通行止区間からは脱出しておきたい。
急いで車に戻り、バックで来た道を引き返す。



全走は出来なかったが、ヌリカベを見ることが出来て、満足だった。
どうしても全走したい気分になれば、TEAM酷道のメンバーで再挑戦することになるだろう。
この後、永源寺のライトアップされた紅葉を家族で見物し、作戦は無事終了した。



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