TEAM酷道緊急企画! オオツヤマノボレ 3/3






5台から2台へと減った我々一行は、神岡鉱山・大津山を目指してラストスパートをかけていた。
時間的にも、もうそろそろ目的地に到着したいところ。
しかし、目の前では、またもや土砂崩れが・・・
今回は、ショベルを使って道を造成するような時間的余裕がなかったため、泣く泣くフィットをここで乗り捨てる。
ターさんのジムニーに無理やり4人が乗り込み、目的地へと向かった。
5台でスタートした大津山アタックは、数々の困難を乗り越え、遂には1台のみとなってしまった。



ここからは、もう遠くは無い。
それこそ歩いてもいい距離だが、それでも車で行く。



見覚えのあるトンネルが見えてきた。
これを越えれば、もう、すぐそこに・・・



ついに、目的地の大津山に到着!
かつては2000人がここに暮らしていたが、今は一枚の防火壁だけが残っている。



ここでフィナーレ・・・という訳にはいかず、我々の旅はまだ続く。
これから先は、完全に歩くしかないのだが、あるくにしても酷い道のりだ。



以前は、鉱石を積んだトロッコ列車が、ここを走っていた。
今は草木が茂り、歩くことさえ非常に困難な状態になっている。



どう進めばいいのか分からないような状況だったが、ナタで道を切り開きながらとにかく進む。



そして、ようやく視界が開ける場所に到着した。
眼下には、麓の茂住地区が見渡せる。



ここを、今回の最終目的地点とした。
実は、この先も延々線路が続き、地下の坑内へと入る坑口までつながっている。
坑口付近には、鉱山施設の廃墟も残っている。
しかし、この草木の状態では、ここから坑口まで2時間はかかるだろう。
そうすると、途中で日没を迎えることになり、それはさすがにまずい。
また、昨夜から一睡もしてないし、雨もポツポツと降り始めた。



秋にリベンジして坑口まで行こう、と4人で誓い合い、折り返した。
唯一の女性参加者であったのんちゃん(上画像:千葉県民)も、酷道の熱さにやられたためか、リベンジを望んでいた。
困難を極めた大津山への道のりだったが、近いうちにまた来るだろう。
「それまで待ってろよ、大津山!」捨て台詞を残して、4人は大津山を後にした。



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