新年カウントダウンin桃太郎神社2006


2005年の大晦日、ついにこの日がきました。
TEAM酷道らしく、人と違った元旦の迎え方をしようと以前から計画していました。
それが、今回の桃太郎神社でカウントダウンだったのです。

通常時の桃太郎神社の画像はこちら

Kamui氏から「大晦日にはもちろん年越しそば食べますよね〜」と言われ、
やむなく朝から私よごれんとKamui氏、すこっちの3人で福井県に向かいました。
我々の間でそばと言えば、今庄そばのことだけを指し示します。
今まで全国で食べ歩いたそばの中で、今庄のおろしそばが最もおいしいという理由で。
そばを食べた後、ひょんなことから民家の雪下ろしをすることになりました。
ここ今庄は元々雪が多い場所ですが、今シーズンは特に多く、記録的な豪雪でした。




ハマったすこっちを救出に向かうよごれん。
左側にわずかに見える青いのが1階の屋根。
屋根の上のKamui氏が携帯電話で撮影。

色々なハプニングもありつつ、雪下ろしはタイムオーバーで終了。
男3人で3時間頑張ったのに全体の半分も終わらず、徒労感だけが漂う。
近くの温泉に浸かってリフレッシュしてから岐阜に戻り、隊員の教授と合流。
いよいよ、桃太郎神社へ向かいます。



PM11:45 桃太郎神社着

予想外にも、かがり火が焚かれ、複数の人影が!



かがり火というよりかは、ただの焚き火でしたが、気にしない・・・
我々以外に集まっている人たちは、地元の関係者の方々です。
ここで燃やしている薪を運んできた来たと話していました。






時刻はPM23:57 間もなく年越しを迎えます。
人数は徐々に増えていて、年越し時で20人がいました。
内訳は、神主1・地元の関係者12・我々5・一般2(カップル)でした。
全員で焚き火を囲み、私が携帯で時報を聞きながら、その時を待ちます。



いよいよ、その瞬間へ

1分前になっても、誰一人として気にする様子はありません。
我々5人で10秒前からカウントダウンをはじめ、2006年に!!
かなり地味な言い方ではあったものの、「ゼロ!」のあと妙な沈黙の時間が流れました。
Kamui氏が先陣を切って「明けましておめでとうございます」と言ったのを機に、
皆ぎこちなく口々に新年の挨拶を交わし始めました。
この後、我々はこの妙な雰囲気の理由を知り、猛省するのでした。



焚き火を囲んでお神酒も振る舞われ、我々もいただきました。
かなり内輪な雰囲気で、直火でするめを焼いたり、たばこを吸っては空き箱を焚き火に
放り込んだりして、まったりとした感じです。



売店兼宝物館の受付には、いつもの神主さんの姿がありました。
0時を迎えた直後から、断続時におみくじやお守りを求める人が並び、いつになく忙しそうです。
私もおみくじをひきました。結果は、大吉!安産祈願の絵馬もかけました。

ここ桃太郎神社では、実にゆっくりとした時間が流れていました。
テレビでは特番を組んだり、レジャー施設ではカウントダウンしたり、大きな神社では色んな夜店が並んだりしています。
こんなに静かでのんびりと年を越せたのは、初めてのことでした。
我々がカウントダウンしたあと、遠くの方から鐘の音が聞こえてきました。
そう、ここでは秒単位のカウントダウンなんて必要ない、いや、むしろしちゃいけないんです。
遠くから鐘の音が聞こえてきたら、ぼちぼち参拝をする。それが、ここのスタイルだったのです。
「桃太郎神社にカウントダウンはいらない」
これが、今回の結論です。
今年の反省を生かし、来年こそは桃太郎神社で鐘の音を聞きながら、ゆったりと新年を迎えたいと思いました。



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