2012年06月15日 居酒屋で集団一酸化炭素中毒
発生時刻 : 21時03分
現着時刻 : 21時13分
場 所 : 岐阜県岐阜市
死 者 : なし
傷 病 者 : 30名
事故の概要: 七輪を使った海鮮浜焼きの居酒屋で、離れを貸し切って40人で宴会が行われていたが、突然数人が倒れた。その後も吐き気や不調を訴える人が続出し、結局30人が病院へ搬送された。
(注)事故があったのはこの店ではなく、2階の店。
被災者を滞留させるための場所を設営。
店内から次々と運び出させる被災者。
現場ではトリアージが実施されていた。
岐阜市内の全消防署・分署から順次救急車を回したが、数が足りない状況。
症状の重い人から順に搬送されてゆく。
救急以外にも、一酸化炭素ガスの対応や、混乱する現場の対応のため、応援の指揮隊や消防隊が次々と臨場。
最後の被災者が搬送されたのは、事故発生から1時間半が経過した午後10時半だった。
週末で賑わう名鉄岐阜駅前の通りは通行止になり、鳴り止まないサイレンに辺りは騒然となった。
救急車がひっきりなしに到着しては発車してゆく。
小一時間もすると、マスメディアが大挙してきた。
救急車に運び込まれた被災者を取り囲む取材陣。
救急車のハッチが閉められず、救急隊員も困惑。
救急車収容後も、ドアの隙間や窓から執拗に取材。
どうせニュースには使わないし、使えないのに、ご苦労といえばご苦労なことだが。
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