平成26年豪雪 4/4
昼食後、聞き込んだ情報をもとに、新倉集落を訪れた。
せっかく終点から折り返してきたのに、また終点へ向かう方向になるが、やむを得ない。
車庫の屋根が潰れていた。
貴重な車が・・・
車を走らせるのも困難な状態。
これで早川町を離れ、山梨県内の別のエリアに向かった。
1車線に規制された中央道を経由して、都留市を目指す。
都留市のボランティアセンターで、友人にしてTEAM酷道のメンバーが働いていたからだ。
本職は某公務員だが、一時、都留市にも派遣されてきたことがある縁で、ボラセンを運営していた。
忙しそうだったので話もそこそこにして、災害対策本部に向かった。
災害対策本部は市役所内に設置されていた。
除雪された雪は、学校のグラウンドに集められていた。
普段は雪が積もらない地域なので、雪の処分も一苦労だ。
街の至る所で、除雪が行われていた。
雪の行き場がなく、歩道が完全に埋め尽くされている。
雪で道幅が狭くなり、対向車との離合が難しい箇所も多かった。
そのため、市内全域が激しく渋滞し、主要道路では流れの悪い状態が断続的に続いていた。
一晩で積雪が100センチを超えるなど、関東甲信越を中心に大きな被害をもたらした今回の大雪。
雪国なら珍しくない積雪量でも、普段積もらない地区だと致命傷となる。
今回、それを改めて思い知らされた。
今後、地球温暖化等により、豪雪や豪雨といった極端な気象が増えると言われている。
備えあれば憂いなしとはいうが、備えるにもお金がかかるし、使わなければ無駄になる。
協定の有無にかかわらず、もっと迅速に、広域的に、自治体間の協力体制が必要なのではないかと感じた。
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