南木曽町読書の土石流災害災害 3/3











土石流なので被害は梨子沢の周辺に限られ、間一髪で難を逃れた家もあった、






レールは残っていたが、その下の鉄橋が無くなっていた。
本来、流された鉄橋をそのまま再度据えつけて復旧するのだが、流された鉄橋が見つからなかったため、ストックしたあったものを用いた。



橋の欄干は応急復旧。






木曽川まで流されてしまった車は、原型を留めていなかった。



ここに向かう途中、亡くなった男子中学生の葬儀が行われるお寺があった。
今日、午後から葬儀が執り行われるようで、早朝から準備していた。
立ち止まってお寺の方向に一礼し、通過した。



男子中学生が住んでいた家は、このあたりにあった。



といっても、家があったような痕跡は、ほぼ残っていない。全部流されてしまったからだ。



そろそろ作業が再開するのと、撤収時刻が迫っていたため、対岸へ移動してきた。



多くのテレビ局や新聞社は、ここから様子を見ていた。



この日、国道19号線は3日ぶりに開通した。



自宅に居たところを土石流に家ごと流されたというのは、ある意味防ぎようがない。
当時は1時間に100ミリ近い猛烈な雨が降っていて、避難するのも危険な状況だった。
以前、兵庫県佐用町で、大雨により避難中の人が氾濫した用水路に流されるという事故があり、直ちに避難せずに雨や嵐が落ち着いてから避難するように変わった。
災害対策に正解は無いとはいえ、あまりにも重大な結果となった。



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