茨城県常総市・東日本豪雨 6/6
白いヘーベルハウスには、報道陣が詰めかけていた。
なお、今の新しい家であれば、別にヘーベルハウスじゃなくても同じ結果だったと思う。
決壊現場周辺の道路は関係者以外通行禁止になっていたが、マスメディアの車で占拠されていた。
テレビ局がドローンで取材していた。
大きな被害を受けたコンビニでは、急ピッチで復旧作業が進められていた。
近隣県から応援に駆けつけたコンビニ本部のビッツが大量に停まっていた。
全部ナンバーの地名が違っていた。
左岸の水没エリアを避けて南下していると、自衛隊の装甲車が立ち往生していた。
脱輪してしまったようだ。お疲れ様です、どんまい・・・
右岸側で緊急消防援助隊が展開していたが、その反対の左岸側にやって来た。
こちらでは、物凄い数の自衛隊が活動していた。
水陸両用の水際地雷敷設車も災害派遣にきていた。
神奈川県のDMATが乗った救急車が、緊急走行してきた。
自衛隊の激戦が窺える。
車内や道路脇で束の間の仮眠を取り、次の活動に備えていた。本当に頭が下がる思いだ。
鬼怒川の決壊で大きな被害が出た茨城県常総市。
被害は甚大だったが、速やかに例を見ないほど最大規模の救助部隊が投入され、効果的に人命救助が行われていた。
災害の規模にしては、人的被害は最小限に食い止められていた印象を受けた。
自然災害は、常に想定を上回る。
氾濫しないと思っていた川が氾濫し、安全と思っていた地域が危険になる。
そうした前提で、災害が起きた時にどのように行動するのか。
いま一度、我々は考えておく必要があるのかもしれない。
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