2000年09月11日 東海豪雨 1/3


2000年9月11日、名古屋市内で降っていた雨は夕方から急に雨脚が強くなった。
夜になっても弱まる気配が無く、排水設備の脆弱な市街地を中心に冠水し始めた。
夜は翌12日未明まで降り続き、名古屋市はもとより愛知県、岐阜県、三重県の広い範囲に甚大な被害をもたらした。
河川の決壊、越流が相次ぎ、2日間に亘って交通もマヒし、伊勢湾台風以来の被害となった。


この日、帰宅して「凄い雨だな〜」と思ってニュースを見ていると、名古屋一の繁華街・栄周辺が冠水していた。
この時点では大したニュースにもなっておらず、自分もこれで収まるだろうと思っていた。
そんな時、友人から電話がかかってきた。
「僕のうちに避難勧告が出たんで出かけようと思うんですが、冠水した栄でも見に行きませんか?」
とんでもない誘いだったが、応じてみることにした。






栄では既に水が引いていて、いつもと変わらない様子だった。
ただ、地下鉄の一部が運転を見合わせていたため、普段は見られない行き先になっていた。



これといったこともなく、終電で帰宅することにした。
すると、一旦は小降りになっていた雨が土砂降りになっていた。
最寄り駅から自宅まで、約4キロの道のりを自転車で走るのだが、道路は川のようになっていてとても乗っていられなかった。



場所によっては腰の上まで道路が冠水していて、自転車を押して帰るのが精一杯だった。
これは、思っていた以上にとんでもないことになっている。



翌日、幸いオフだったため早朝から名古屋市内へと向かった。
まず訪れたのが、JR名古屋駅だった。
見事に全線が止まっていた。



ホーム上では、一夜を明かした乗客たちがうなだれていた。
JRでは豪雨の予測を大幅に軽視していたため、おびただしい数の列車が駅と駅の間で立ち往生した。
東海道新幹線だけでも70本の列車で車中泊を余儀なくされ、22時間以上という新幹線開業以来最大の遅延を発生させた。



続いて、大曽根地区へ向かった。
この地区でも道路が冠水し、地下鉄も復旧していない。



運休している駅構内に潜入。



線路はおろか、ホーム上まで浸水していた。
ポンプで排水しても、全く水位が下がっているように見えない。
そんなことで、この日は地下鉄も運休区間が多く、特に被害のあった地区に行こうと思うとほぼ歩きで移動するしかなかった。



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