喫茶店の廃墟 〜前編〜


心霊スポットとして、岐阜では比較的有名な喫茶店の廃墟。
何度も前を通ったことはあったが、荒らされたが故に警戒が厳重ということもあり、中に入ることはなかった。
今回、地元の廃墟を改めて見直してみようと思い、調査してみることにした。

廃墟になった後、放火や産業廃棄物の不法投棄が相次ぎ、2005年に立禁の立て看やゲートが作られた。
それだけに、立ち入りは慎重にならざるを得ない。
立ち入り時の服装はスーツ、岐阜県の「空き家状況調査票」を挟んだボードを手に持ち、首からデジカメという格好だ。
車も遠くに停めて、徒歩で乗り込む。
内ポケットから「防犯」の腕章を取り出し、「立入調査」を開始した。



朝日を浴びる喫茶店廃墟。
田園の中、この一角だけ木に囲まれて異様な雰囲気を醸し出している。



喫茶店の奥には、別の店があったようだ。
外には、不法投棄されたタイヤが山積みされていた。
廃墟になってから、何者かが投棄したものだ。



廃墟化後に火が放たれたらしく、焼けただれている。






天井も焼け、鉄骨だけが生き残っているような状態だ。



火災の跡から、新しい生命が芽吹いていた。



椅子もこの有り様。



焼けただれたトイレは、何か不気味。
続いて、隣の喫茶店に行ってみた。



店舗から入るのは目立つため、厨房から入った。
暗いだけでなく、汚い・・・。






カウンターの中から、喫茶スペースへ出てきた。



 ・喫茶店廃墟 〜後編〜