軍艦島 〜その2〜
帰りの時間を打ち合わせておき、接岸と同時に甲板から飛び移った。
すぐにフェリーは離岸し、去って行った。
コンクリートの堤防をよじ登り、ついに島内に入った!
軍艦島探索のスタート地点はここ、端島小学校だ。
いきなり度肝を抜くスケールのデカさだ。
7階建ての小学校の横には、9階建ての高層住宅がある。
上陸して最初のお出迎えにしては、充分すぎるぐらいだ。
小学校のグラウンドを挟んで、病院とクラブハウスがある。
有名な詩。
高層住宅廃墟が密集している。今なら法律的に絶対不可能だろう。
こうした高層住宅が建てられたのは、昭和初期。
中には、昭和7年や9年に建てられたものもある。
昭和一ケタの時代に、9階建ての鉄筋コンクリートなんて、想像できるだろうか
日本最古の高層住宅とも言われている由縁だろう。
建物の多くは、築40年から70年が経過している。
海に囲まれた小さな島ということもあり、損壊している場所も多い。
小学校の裏の丘に登った。
木造建築はことごとく倒壊しており、木造とコンクリートの複合建築物は、コンクリ部分だけが現存している。
軍艦島 〜その3〜