神岡鉱山 大津山 1/3


大津山に前回行ったのは、一昨年のこと。
昨年も行きたかったが、アプローチの林道が崩壊していたため断念していた。
今回、「最大廃墟神岡鉱山」の冊子を編集することになり、再訪することにした。
冊子では、神岡鉱山の大部分の地区をご紹介しているが、今現在の姿にこだわった。
そのため、全ての地区を今年に入ってから再訪した。
林道が復旧していないからといって、大津山だけ妥協する訳にはいかないだろう。

この日は、「TEAM酷道」の総裁K君が参加を希望したため、久々に二人での散策となった。
この模様は、総裁K君のHP貨物復興委員会でも紹介されているので、時間のある方はこちらも見ていただけると分かりやすいだろう。





前夜に総裁Kと合流し、日の出とともに現地入りした。
道が崩壊している地点よりも少々手前にチェーンゲートが設置されていたため、ここでフィットを乗り捨てる。



すぐ左手には、堆積場に続く何らかの施設の跡がある。



木造の建物は全壊していて、何の施設だったのか分からない。
堆積場のための施設か、大津山からの索道の下部施設だろうか。



左側には、堆積場が続いている。









暫く歩くと、道が崩壊していたポイントが見えてきた。
復旧には、まだ時間がかかりそうだ。



分岐を超えて歩き続けると、鉱山へのゲートがある。
これがゲートだとは、車で走っていたらまず気付かない。



歩き始めてからちょうど1時間、このトンネルを抜ければもうすぐだ。



ようやく大津山の東端部に到着。
通洞から鉱石を運び出していたトロッコ軌道の終点だ。
鉱石は、ここから索道によって茂住に下ろされていた。






春らしく、一枚壁を新緑が包み込んでいた。






トロッコの軌道跡を進む。
目指すは、大津山通洞口だ。



はるか下に、茂住選鉱場が見える。










大津山2/3 へつづく


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