神岡鉱山 栃洞鉱区2005春 〜その2〜
なんと、ここで大崩壊!
先秋までは大丈夫だったのに・・・
瓦礫越しに見えてる、板張りのビューポイントまでも行けやしない。
ここまで来て、わずか数分で探索終了となっては、なんともやるせない。
無理に突破することもできる状態ではあったが、危険ということ以上に、
廃墟を破損させてしまう可能性が高いため、見送った。
残された手段は、別ルートを確保することだった。
ほどなく、山の斜面へ出て、獣道を進んでみた。
草とクモの巣をかき分けかき分け、とりあえず、建物へと入った。
軌道の本線を進めていれば、あの板張りのビューポイントから見下ろせたであろう木造の建物だった。
ここからなら、いつもより、さらに下の景色(廃墟)が見える。
↑ここを見て、この建物が木造床であり、大変危険な状態だったことが分かった。
斜面から地続きで入ったうえ、床がコンクリなので気付かなかったのだ。
他の木造はことごとく崩壊していて、コンクリの基礎だけが残っている。
ここは、2階以上の高さに相当する場所で、いつ床が抜けて建物全体が崩壊してもおかしくない。
この画像のように、既に屋根・壁が崩壊し、コンクリの床が落ちかかっている箇所もある。
速やかに、総員退避した。
軌道本線から選鉱所へと下ってくる線路。
建物の多くは、原形をとどめず完全に崩壊していた。
かろうじて残留している建物も、急速に自然に帰化しようとしている。
瓦礫の山と化している通路を、我々は慎重に進んだ。
栃洞鉱区2005春 〜その3〜
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