神岡鉱山 栃洞鉱区'2006春 〜1〜


この日、「TEAM酷道」初の合同企画が実現した。
2日間かけて神岡鉱山をくまなく探索しようという計画だ。
行動を共にするのは、昨今の廃墟ブームをリードする若きエース廃墟デフレスパイラルの芝公園ハム太郎さんと、同行のTadatoraさんだ。
TEAM酷道側からは、私よごれんと実習生の総裁が参加し、総勢4名での探索となった。

当日の朝、道の駅で待ち合わせし、「はじめまして」と挨拶を交わして早速栃洞へ。
1日目の今日は栃洞、明日は茂住を軸に、合い間に他の鉱区を見て回ろうという計画を話した。
天気予報では2日間とも雨になっていたが、晴れ間も差していて、なかなかの廃墟日和となった。

ハム太郎さんのHPを見れば、実にクオリティーの高い画像を撮影していることが分かる。
実際、現場でも三脚も使って本格的な装備で撮影に挑んでいた。
TEAM酷道は、酷道や廃墟で撮るのは「記録写真」と決まっている。
ハム太郎さんのような「作品」には及ばないが、今回に限り画像の圧縮を控えめにして、若干高画質で紹介している。
ナローバンドの方、ごめんなさい・・・






軽く「団結小屋」を見た後、ここ栃洞最大の見どころ・トロッコ軌道へ入ろうとしていた。
しかしその時、我々の近くを軽トラが駆け抜けて行った!
幸い、気付かれはしなかったが、まさに我々が向かおうとしているトロッコ軌道の前で停まった。
ここで突撃していくような無謀さは持ち合わせていないので、鉱山住宅を先に見ることにした。



そして、住宅に向かったいる時、「バタン」という物音が聞こえた。
軽トラどドアを閉める音だ。一同、速やかに伏せて物陰に隠れてた。
数分してから、エンジンがスタート、走り出した。
軽トラの行く先から見えないように場所を移動しながら隠れ、難を逃れた。
これなら、先に軌道に行った方が安全と判断し、引き返した。



ここ栃洞では、よく人に遭遇する。
同好の士であることが多いのだが、時に工事関係者もよく見かける。
服装のせいか、今まで咎められた事は無いが、見つからないに越した事は無い。



冬を越えて、崩壊が進んでいる。
ここは、昨シーズンまでは崩壊していなかった。



軌道へと入ってゆく。
このあたりはサイドに建物があり、覗いてみる。
不釣合いなテレビが置かれていた。















「電車に注意」と書かれたドア。
玄関出たら、すぐに線路だ。









さらに軌道を進む。



神岡鉱山 栃洞鉱区'2006春 〜2〜


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