奔別炭鉱 1/2


幌内の次に向かったのが、奔別炭鉱だった。
北海道は、その歴史から当て字で難読の地名が多いが、奔別で「ぽんべつ」と読むのも難しい。
1900年から1971年まで操業していた炭鉱で、高さ50メートルを超える立坑櫓が特徴。






朝から幌内炭鉱を探索し、2件目だというのに時間はまだ7時になっていない。
早起きは3文の得というが、早起きはもっとたくさんいいことがある。



まずは、奥にある超巨大な建物から探索してみることにした。
遠目に広角レンズを使っても、左右ギリギリという巨大さだ。



建物に入るために、激しい藪と格闘したうえ、水路をジャンプしてクリア。



中に入ってみる、反対側からちゃんとした道があり、何の苦労もなく入れることが判明。
知らない所に事前情報なしで訪れると、無駄な努力を色々とする訳ですよ。
それでも事前に調査しないのは、廃墟を見つけた時の感動や、探索した時の新鮮さを味わいたいため。
事前に調べてから来ると、楽だし見落としは無いが、ただ単にガイドブックの復習をするだけに過ぎない。



ヘルメット。



この建物は、石炭を貯めておき、貨車に積み込むためのホッパーだった。



今度は反対側から楽に脱出。



立坑櫓に向かって歩きながら、周辺の建物を冷やかす。



いずれも、中には何もない。



そして、いよいよ立坑櫓へ。



鉄製の扉を横倒しにして、先人が架けたと思われる仮設橋を渡って、いざ建物内へ。



電気関係の設備がかっこいい。



奔別炭鉱 2/2 へつづく


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