「エロ山」4年目の真実 4
いよいよ核心に迫る。
長年におよぶ訪問で、ついに「彼」と出会うことが出来た。
なかでも、我々TEAM酷道のアドレスV100は、幾度となく遭遇し、会話を交わしている。
山では、車の中でエロ本を切り続け、平均滞在時間は12時間を越える。
昼間に「彼」と遭遇したアドレスV100が張り込みを続けたが、日没になって根負けしたこともあった。
その翌朝、再び現場を訪れると、「彼」はまだそこで切り刻み続けていたという。
恐ろしいまでの「エロ」へのパワーだ。
注:このページの画像は、全てアドレスV100撮影。
これは、「彼」との初遭遇の時の模様。
エロ本小屋の横乗用車が停まっている。
もしや・・・高鳴る鼓動を抑えて、車に近寄る。
初遭遇の瞬間だった。
「彼」は車の中で、エロ本を切り続けていた。
咄嗟のことで、彼の姿格好など、殆ど確認することが出来なかった。
遭遇に成功したことに、ただただ興奮していた。
その後、アドレスV100は毎日のようにエロ山を訪れた。
「彼」との再会のために・・・。
再会はあっけなく実現し、何度も遭遇した。
そしてついに、アドレスV100は「彼」との接触を試みた。
最初に接触した時、「彼」のすぐ横まで行っても、向こうは気付いていないかのように、エロ本を切り刻み続けていたという。
あんな山の中で、真横でぴったりと観察しているのに、無視。
それで最初は怖かったが、何度も会ううちに話しかけてみると、普通に応じてくれた。
ある時、アドレスV100はビデオカメラを回していた。
ご機嫌で会話に応じていた「彼」が、ビデオカメラに気付くと黙って下を向いたまま動かなくなってしまった。
カメラを止めると、また元通り会話に応じてくれたという。
それ以来、動画の撮影は諦め、もっぱらコンパクトのデジカメを使っている。
「彼」はキノコに詳しく、会話の内容はキノコに関することが多いらしい。
肝心のエロ本のことについては、もろに車内で切り刻んでいるにも関わらず、否認している。
誰か遠方からやってきてエロ本を不法投棄する奴がいると、彼自身がエロ本を切り刻みながら話していた。
最新の遭遇シーン。
後で重要になってくるので、よく覚えていて欲しい。
ハンドルにしっかりと巻きつけられたタオルは、よく意図が分からない。
ビニール袋いっぱいのエロ本、これはプロの仕事だ。
車正面より見た図。
①エロ系週刊誌
②エロ本の詰まった「三洋堂書店」と書かれた袋
③カフェオレのペットボトル
④ファンタグレープフルーツ味のペットボトル
⑤有名メーカーの箱ティッシュ
アドレスV100が「彼」との接触に成功し、エロ山捜索は急展開を遂げた。
これを機に、捜索は一気に勢いを増し、それこそ2〜3日に1度はエロ山を訪れるというペースになった。
そして、後半の画像のように着実に記録していくことで、後の探索に繋がっている。
詳しくは、次章5をご覧いただきたい。
「エロ山」4年目の真実 5