割烹旅館 ホテルM 3/4
コテージは全部で19あり、そこそこの規模だろう。
ここで地図の上の「割烹旅館」という文字が気なった。
ラブホなのに割烹旅館?
フロントにお邪魔して、その謎を探ってみよう。
各部屋に配置していたと思われるシャンプー。
物凄い生活感。
客室とは打って変わって、質素で極狭の風呂。
居間にも生活環があふれていた。
忘れ物から、泊り客は全て車のナンバーを押さえられていることが判明。
ここで営業許可を発見し、営業開始当初は割烹旅館であったことが分かった。
コテージ調の料理旅館というのも存在するので、その類だったのだろう。
その後、経営状態が思わしくなかったのか、ラブホテルに改装し、風俗営業の届け出がされていた。
改装後長続きせずに廃業しているので、改装費がかさみ、余計に経営が悪化したのではないかと思う。
経営者がご高齢なので、業者に改装を持ちかけられ、いいようにやられたのかもしれない。
各部屋は素敵だし、コンセプトも悪くないと思うが、宿泊でも五千円程度の料金設定で、元が取れたのか疑問が残る。
ここで、エアシューターの元締めを発見!
各部屋から送られる、お金が入った筒が、ここに集まる訳だ。
これも疑問で、一軒の建物になっているホテルならまだしも、なぜコテージでこれにしたのか。
そもそも、コテージでどうやってエアシューターにしたのだろうか。
外に出ると、まぁそうだよね、という光景が見えた。
こうした機密性のある管で全部屋を繋ぐ必要がある。
なぜここまでしてエアシューターにしたのか、小窓で集金方式じゃダメだったのだろうか。
割烹旅館 ホテルM 4/4 へつづく