無縁菩薩の寺 3/4








隣の部屋に進む。
この部屋から奥は、昼間でも真っ暗闇で、ライトが無かったら何も見えない。



障子の紙は自然に剥がれ落ち、年月の経過を感じさせる。



カレンダーは、今から22年前の1988年で止まっていた。



こたつの上には、飲みかけの缶ジュースと未開封の缶コーヒーが残されている。



洋服も掛かっていて、非常に生活感を感じさせる。



生活感溢れる廃屋(廃寺)で、真っ暗闇の中のベッドはあまり見たくない。
暗かったので何も見えなかったが、ストロボで撮影した画像を見て安心した。
これだけ生活感があると、もしやということも考えられたからだ。



無縁菩薩の寺4/4 へつづく