岐阜県最後の魔境!
廃墟の楽園 3/4






かねてから見たかった塔を見ることが出来て、帰路につく。
正確に来た道を戻るのは困難だし、ついでに山を一周していこう。
そんな軽い気持ちだったのだが・・・



いきなり、目の前に廃墟が現れた。
有り得ない場所に建物があり、度肝を抜かれる。



発見してしまったからには、入るしかない。
入り口には、なぜか床屋っぽい椅子があった。



土産物を陳列する棚だろうか。
建物内部は日が差さず、とにかく暗い。



1階には色々な物があった。
従業員のロッカーもあった。



真っ暗な階段で2階に上った。
カーテンが閉じられていて、2階も薄暗い。



破れたカーテンのすき間から、僅かな光だけが室内に入ってくる。



何とも独創的な襖。



この廃墟の一番の特徴は、襖だった!
この立派な襖絵は、実はプロが描いたものではない。
レジャー施設の創業者が自ら描いたものだ。
金銭的な価値はないだろうが、創業家にとっては大切なものだけに、荒らさずに鑑賞したいものだ。



襖が素敵だった廃墟を後にし、歩を進める。



道は相変わらずの状態だ。



「これ、本当に道で合ってるかな?」
と不安を感じると、こうした人工物に出会う。



また道が怪しくなってきた。
この辺りで、道を見失いそうになった。



左側の石垣が、ここが道であることを示している。
道を踏み外していないという、ちょっとした安堵感が生まれる。



なんと、こんな場所に広告が!
「パチンコ百万弗」なかなかのネーミングセンスだ。



最後の難関を突破する。



そして、道は開けた。
大きなアスファルト舗装路に合流した。
しかし、この道は一般道ではなかった。



廃墟の楽園4/4 へ続く