湖上の発電所 2/3
岸から見た摺子発電所。ここになら、ボートが無くても来れる。
そして目指したのが、ここだ。
ダムを造る時、魚が遡上できるようにダムを迂回する魚道を設けることがある。
ここは、それとは全く別の理由で造られた水路だった。
山で伐採した材木は川へ落とし、それを筏に組んで下流へ運ばれていた。
ダムが出来るとそれが不可能になるため、迂回する落筏路と呼ばれる水路が設けられた。
坂を上りきったところに溝が切ってあり、その先は急激に深くなる。
Y冶路になっていて、複雑な構造をしている。
画像の左側から来た。とりあえず、右側へと進んでみた。
先ほどよりも倍以上の深さがある。
この辺りも水が満たされていたのだろう。
余水路と思われる構造物は、死のすべり台と化していた。直滑降に近い。
なかなか見応えがある施設が多い。
再び地下へ戻る。
先ほどのY字路を直進し、画像の手前方向へ進行する。
堆積した土砂によって水がせき止められていたので、ここで引き返すことにした。
・湖上の発電所3/3 へつづく
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