温泉旅館加○屋 1/2
この日は久々に岐阜を離れ、他県に足を伸ばしていた。
目的は、廃墟不毛地帯とされるこの地域で、新たな廃墟を見つけること。
廃墟があるのか無いのか確かめるための旅は、八画文化会館の酒井さんの発案だった。
この旅で唯一、未確認ながら前もって情報があったのが、この旅館だ。
酒井さんによると、ある方が衛星写真で発見し、行っていないがまず廃墟で間違いないだろう、とのこと。
情報をくれた方、ありがとう。
間違いなく廃墟だったが、中は小ざっぱりとしている。
床も綺麗に掃除されている感じだ。
フロントもこんな状態だが、床には泥を掃きだした跡があった。
客室前の廊下は汚く、ちょっと一安心。
客室内は至ってシンプル。
和室のほかに、洋室もあった。
建物で最大の空間となる宴会場。
渡り廊下が続いている。
せっかくなので、行ってみよう。
廊下の先にも建屋があったが、やはり床の土砂は掃除されている。
本館に戻り、ひとっ風呂。
温泉旅館加○屋 2/2 へつづく
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