RC禅堂


廃禅寺を出て次に向かったのが、コンクリート造りの禅堂だった。



打ちっぱなしのコンクリートの外壁は、真新しいように見える。
こうした無機質な空間で禅をするということだろうか。



内部は、コンクリートが茶色く塗られていた。



2本の柱だけが塗られておらず、なんとも中途半端。



木の柱っぽく見えるように塗装されているのだが、仕事が雑。



一応木目らしい工夫がされているが、金具が飛び出しているなど、やはり雑。



窓の形は意匠性があって、唯一本物の木である桟が、いい味を出している。



床に転がっていた巨大なローソク。



段ボール1箱でローソクが12本、重量は13.5キロ!



RC造りで無機質なので禅に向いているのかと思いきや、内部は木造のように偽装されている。
いったいどのようなコンセプトでこれを造ったのか、いまいち理解できない。
だからこそ、廃墟になっているのだろうけれど。(2回目)



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