巨大温泉旅館「坂○屋」1
神岡でコーヒーを楽しんだ後、41号を走って富山へ抜けた。
途中、小規模の物件は幾つかあったが、どれも取るに足らないものだったので、割愛する。
富山県内で物件の一つでも見つけたいところだったが、残念ながら沿線には見つからなかった。
少し山のほうへ入ると廃墟がありそうな場所(道路地図で見ただけだが)はあったが、今日は強行スケジュールのため、断念した。
富山は諦めて8号バイパスに乗り、本命の石川県へと向かう。
バイパスから温泉地へと向かった。
今日は未明から無計画に車を走らせているため、事前情報は全く無かったが、
ここに来れば何かあるだろうという予感はあった。
そして、その予感は的中した。早速、廃墟が目に飛び込んできた。
客室の上にタワーのような建物があり、異様な雰囲気を醸している。
そのはす向かいも、物件になっていた。
いずれも人通りの多いメインストリートに面していて、潜入は断念した。
通報されるか否かではなく、「誰一人にも悟られない」潜入を、常に心がけている。
また、近所にはカラオケスナックっぽい物件もあった。
この裏には大きなホテルの物件もあった。
とにかく、そこらじゅうが物件だらけだ。
この多さは、「廃墟半島」と呼ばれる伊豆半島や熱海温泉を凌駕するだろう。
ここまで来たら、一軒ぐらいは中も覗いてみたい。
温泉街からわずかに離れた場所にひっそりと建つ物件を見つけた。
これも温泉旅館だったのだが、見た目以上に規模が大きい。
ここまで来れば、人の目を全く気にしなくていい。
一本道を進んできた終点にあるので、通行人も無い。
ただし、万が一の時は逃げ道もない。
ロビーの天井が落ちかかっていた。
一部は完全に落下しており、頭上を気にしながら進んだ。
金色のエレベーター。
当時の栄華が漂う。
土産物売り場には、何も無かった。
ホテルのロビーの近くにあり、オーソドックスな造りだ。
日光が届かず、肉眼では真っ暗な状態。
そして、クラブも1Fになった。
こうした造りは、温泉旅館のスタンダードだろう。
そして、上階へと上がってみる。
巨大温泉旅館「坂○屋」2